また図書館に行き、前に借りた本を返し、別の本を借りて来る。
「その他の外国語 役に立たない語学のはなし」という本があったので借りてきたのであるが、少なくともこのブログよりは役に立つと思う。ま、ここと比べても仕方がない。役に立つかどうかはともかく、面白かったのは確かである。ヨーグルトに塩を入れて食べる(昔、「ためしてガッテン」でもやっていたような)ということに対して「信じられない、そんな食べ方、許せない」というんじゃなくて「ふーん、そういう食べ方もあるんだ」という態度でありたい、という著者には共感が持てた。
もう一冊はスペイン語の文法書である。巻末にスペイン語史が載っていて、これが興味深かった。いままでここに書いてきた疑問点の答もいくつか見つかったし。
スペイン語にphという綴りがないのは、phをfに統一するという正書法が18世紀に設定されたからだそうだ。thという綴りもtにしてしまったので、スペイン語にはthという綴りもないらしい。気がつかなかったなあ。英語のtheater に相当するスペイン語はteatroで、昔はtheatroと書いていたものを正書法により今の形が正しいことにした、ということである。「チャチュチョ」ではなく「カ行」の子音を表すのにもch-の綴りを使っていたのを「カ行」の音のときにはc-またはqu-の綴りを使うというように改めたのもこの正書法に基づくらしい。Christoというのは現代スペイン語では使われないようであるが、今はどう表記するんでしょう?