サッカーの「ガンバ大阪」の「ガンバ」というのはイタリア語でgamba、「あし」のことだそうである。日本語では下肢は全部「あし」であるが、漢字では「足」と「脚」、英語では foot と leg、フランス語では jambe と pied と、踝を境にそれより先と手前で区別する言語が多いようだ、知っている範囲の中でであるが。日本語、大和言葉ということであるが、語彙が少ないような気がしますね。日本語の語彙はさておき、gambaであるが、これは「足」のほうでなく「脚」のほうであるようだ。そう思って見ると、親類のフランス語のjamboと、なにやら似ているではないか。イタリア語では j は基本的に使わないので g になっているが、mとbの子音は共通している。語末の母音字がa-eと違っているところは例によってわからないが。知っているヒトにはなんでもない事だろうが、こういうことに気づくことが面白いのである、と自己満足する。
gとjの関係も、イタリア語では「カ行」の音がフランス語では「シャ行(chの綴り)」になることがあるみたいだし、その有声音の「ガ行」と「ジャ行」にも同じような関係があるのかなあ、と思いました。