ということで本を眺めている。エスプリというのがespritで、英語のspiritと同じだとは今まで全然気づかなかった。「エスプリ」と「スピリット」と、仮名で書いちゃうと随分違うせいだ、ということにしておこう。
英語では三食はbreakfast / lunch / dinnerと習った(supperというのもあったなあ)、フランス語ではpetit-dejeuner / dejeuner / dîner というのですな。朝食は「小さな昼食」というわけだ。フランスの一般的な朝食は、バターつきフランスパンに丼のように大きなカップに入ったカフェオレだと何かで聞いたか読んだ記憶があるが、そんなもんで昼までもつんでしょうか。朝昼兼用の食事は英語では brunch だが、フランス語ではこういう新語の作り方は成立しませんね。フランス人が朝昼兼用の食事をとるかどうか、よく知らないが。
英語では「昼食をとる」は have lunch だが、フランス語では dejeuner はそのまま「昼食をとる」という動詞になるらしい。dînerも同様だが、petit-dejeuner は「朝食をとる」という動詞にはならないらしい。名詞として使う場合には prendre を動詞としてとるようだ。英語では have だが、フランス語では avoir ではないのだな。「毎朝、6時半に朝ごはんを食べる」は、Je prendre mon petit-dejeuner á six heures et demi tous les matins. とでもいえばいいのかな。どっか間違ってないかな。