クドテットだそうである。ジダンの頭突きである。今日の新聞によると、頭突きはフランス語で「クドテット」というんだそうである。クドカンではないそうだ。カタカナで書かれても綴りがわからないがそれは新聞には出ていない。カナ表記するだけじゃなく、フランス語の綴りも書いて欲しいなあ。
新聞に書いていないので自力で調べることにした。当局の調査によれば、coup de tête と書くみたいだ。coup は打撃、とか、一打ちとか、そういう意味の単語である。coup de pied は「キック」とか「一蹴り」とか、そういう意味になるらしい。tête は「頭」。「ヘッディング」のことを coup de tête というのかどうかはよくわからない。手許の辞書には tête 自体に「ヘッディング」の意味があるみたいだが。coup de oeil 「目の一撃」とは何ぞや。これは「一瞥する」というような用法らしいが、「景色」というような意味にも使われるようだ。ウインク攻撃の意味になるかどうかはよくわからない。そういう意味があったとしても私にはあまり関係ないことだ。
tête は女性名詞である。-eで終わる名詞は女性名詞が多いとのことであるが、これもその例だ。フランス語では「頭」は女性なのだな。こういう場合には冠詞はつかないようだ。coup de la tête ではないんですね。どうしてこの場合は冠詞がつかないのか、ま、そういう習慣なのだといわれてしまえばそれまでである。