よくもこれだけ、心が寒くなるような事件が続くものだと思う今日この頃ですが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
さて、フランス語講座、今週は夏休み特集らしく、普段の100ステップのスキットから離れた日替わりの話題である。
昨日は、ロレーヌ地方の民間伝承の話。
物語の要約。
ずっと昔、( il y a bien longtemps というのだな、勉強に関しては、今日はこれだけ覚えればいいことにしよう) 3人の子供が落穂拾いに出かけた。帰り道、暗くなり道に迷って人里はなれた一軒家にたどり着いた。中には農夫が住んでいて、3人を家に招きいれて殺してしまった。そして細かく切り刻んで塩樽につけた。
7年後、聖ニコラウスが農夫の家の前を通りかかった。戸を叩き夕食に塩樽の中身を所望すると農夫は恐れて逃げてしまった。聖ニコラウスが樽の前で3本の指を立てると3人の子供達は「よく寝たなあ」などといって樽から起き上がったという。
これはホラーですかね? 私はこういう怖い話は苦手である。「本当は恐ろしいフランス民間伝承」という本に載っているらしい。でも、結構、昔の民間伝承って残酷な話って多いらしいですね。
さて、このお話の教訓は何だろう?
「地域に怪しげな人が住んでいるときには、取り返しのつかない事件が起きないようにみんなで注意しなければならない」ということだろうか。
どこにでも聖ニコラウスが現れてくれるわけではないのだ。