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語学に関する素朴な疑問など
by xabon
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敬称の話はまえに書いたような気がするが見つけられない

前にも書いたと思うんだけど、見つけられない。敬称の話。

英語では、男性には Mr.、女性は既婚なら Mrs.、未婚なら Miss だが、女性だけ既婚と未婚を分けるのはけしからんということで、Mis というのが普及しつつある、という認識でいいでしょうか。概してこういうのは米国での傾向で、英国では比較的緩やかである、という印象だけど、これもそういう認識でよろしいでしょうか?

英語だけじゃなく、他の言語でも、男は既婚でも未婚でも一緒なのに、女性は既婚と未婚で敬称が異なるというのはなぜだろう?

フランス語では男は Monsieur、女は、既婚なら Madame, 未婚なら Mademoiselle。どっちかわからなければ、Madame と呼べ、ということであった。成熟した一人前の女性にみえますよ、というメッセージだということである。それを許すこと自体が、フランス人って大人ね、という感じ。日本だったら、未婚の女性に「奥さん」と呼びかけようものなら、「まあ、失礼ね」という反応が返ってくることは容易に予想される。

スペイン語では、男は Señor、女性は、既婚なら Señora、未婚なら Señorita。-ita というのが縮小辞でしたな。
今週の講座での廣康先生のお話によれば、既婚か未婚かわからなければ Señorita と呼ぶほうが喜ばれるでしょう、ということであった。スペイン人は、ふつーね。

ドイツ語では、男は Herr、女性は、かつては既婚女性なら Frau、未婚なら Fräulein といっていたが、これも今週の講座によると、今では 未婚でも Frau と呼ぶ、というようなお話であった。-lein というのも縮小辞でしたかね。縮小辞をつけるというのは、「未婚女性は既婚女性に比べて一人前に足りない」というような意味合いが、かつてはあったということでしょうか。

日本にも、敬称にこそ既婚・未婚の区別はないが、「女は結婚して子供を産んで一人前」という考えは一部に根強く残っているかもしれませぬ。その一方で、田舎からは産婦人科のお医者さんがどんどんいなくなって子供を産める病院はどんどん減っているとか。この国はどうなるんでしょうねー?
by xabon | 2006-10-06 19:39 | 文法
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