ドイツ語で「書く」は schreiben だそうである。
英語では、いわずと知れた write である。似ても似つかない。
フランス語では écrire である。
ドイツ語で Schule が学校で、フランス語では école であるように、ドイツ語の Sch- は、フランス語の éc- だったりするようだから、schreiben と écrire は同じ語源ではないかなあと思うわけである。sc- で始まる語はフランス語では esc- になったあと s が磨り減ったんですかね?
ドイツ語とフランス語で同じ語源の単語があるのは、もともとラテン語とかギリシャ語とか、それよりもっと古いヨーロッパ言語の源流由来の単語が別々の経路で伝わってきたものなんですかね? ドイツとフランスは隣同士だから、直接どちらかから他方に伝わる、ということもあったのかしらん?
英語の write はもともとのゲルマン語由来の単語なんですかね? ドイツ語にはこれに相当する単語はないのかしらん?
ついでに schreiben の人称変化を確認。
ich schreibe, du schreibst, er schreibt, wir schreiben, ihr schreibt, sie schreiben
過去形は schrieb, shriebst, schrieb, schrieben, schriebt, schrieben と、語幹母音が変わる不規則動詞である。過去分詞は geschrieben。
今日は単語一つでおしまい。こんな調子では、なかなか語彙は増えないなあ。