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12月の復習(3)
第3週
Hier sind Ihre Schlüssel. 「これがあなたの鍵です」 Hier sind ... Schlüssel. と、Ihreのところが空欄になっていて、そこを適切な所有形容詞で埋めるという問題である。動詞が sind となっているのでIhre と、複数形になっていなければならないところがポイントらしい。Schlüsselは単数でも複数でも同じ形なんだなあ。 昨今の日本では犯罪技術が進歩したせいなのかどうか、玄関の鍵は2つつけたほうが良いとか、ディンプル錠がいいとかいわれているようだが、ドイツでも鍵は複数つけたほうがいいことになっているのでこういう例文になっている、というわけではなく、動詞の活用形の人称や数に気をつけましょう、ということであろう。もっとも、私はそれ以前に、Sie に対応する所有形容詞はなんだったっけ?というレベルである。英語なら Here are your keys. というわけだ。英語で There is/are文で表すようなことはドイツ語では Es gibt文で表されると思うのだが、Here is/are文は Hier ist/sind文になる、ということだろうか? Hast du schon einmal mit dem ICE gefahren? 「ICEに乗ったことある?」 ドイツ語では過去のことは、話し言葉では現在完了形を、書き言葉では過去形を用いる、というのがポイントである。英語とは明らかに異なるので、ドイツ語を習う前に外国語としては英語しかしらない、という学習者は違和感がある、というか、自分が習ったときに違和感を持ったのであったが、フランス語やスペイン語を勉強してみると別段特別のことではないのであった。 ドイツ人が英語を習うときに、間違って過去のことを現在完了形で話してしまうことが多い、というのは「ドイツ人が犯しやすい英語の間違い 151」という本に書いてある、というのは全くのうそなので、そういう本は探さないように。しかし、そういうことって実際ないのかなあ? Bist ihr froh, dass wir hier sind? 「私たちが来て、君たちは嬉しいか?」 文庫版「エロイカより愛をこめて」の21巻が出たばかりなので、伯爵が少佐に向かってこんなことを言ったりしないかなあ、などという想像をしてしまう。それは置いておくとして、日本語だと「来て」という言い方だが、ドイツ語だと「ここにいる」という発想なのだな。英語でも、日本語で「どこに行ってたの?」というのが Where have you been? という言い方をするようだが。 Was habt ihr denn am Wochenende gemacht? 「君たち、週末には何をした?」 落書きばかりしていて、さっぱり先に進まないので、あとはさらりと流してしまおう。 第4週 Ich kenne ihn seit meiner Studienzeit. 「学生時代から彼を知っています」 この日本語では、「私が学生だったときから彼のことは知っていた」のか、「彼が学生だったころから彼を知っていた」のかは不明である。問題文は ihn のところが空欄で meiner は最初から埋まっているので「私が学生だったときから」ということは明らかなのであるが、このあたりは日本語の弱点の一つといっていいのではないかと思う。 Das freut mich aber für Sie. 「それは良かった、私も嬉しい」 あまり考えないで、そういう場合にはこういう、と覚えておけばいいのかもしれないが、この aber はどういう用法なのだろう? 「しかし」という意味ではないと思うが。 Was soll ich machen? 「どうしたらいいだろう?」 英語なら What should I do? というところですか。What shall I do? ではなさそうな。 Ihr könnt mal Marco fragen. 「マルコに尋ねてみてはどうだ」 この、mal は、辞書をみると、「ちょっと」くらいの意味で使われているようだ。「ちょっとマルコに聞いてみたっていいさ」てな雰囲気でしょうか?
by xabon
| 2008-01-15 07:14
| ドイツ語
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