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語学に関する素朴な疑問など
by xabon
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最強100フレーズ (84)

(84) Ver es creer.

「百聞は一見にしかず」

という訳があてがわれているが、もとのスペイン語に忠実に訳せば、「見ることは信じることだ」という意味だ。
私も、想像力が乏しいせいか、自分の目で見たことでないことはなかなか信じられない。奥さんが浮気をしている、と密告があっても、多分、現場を自分の目で確かめないと信じないような気がする。それは Ver es creer. ではなくて、自分に都合の悪いことは信じたくないというだけかもしれない。
スペイン語やフランス語では動詞の原形(不定詞)には -erとか-irとかいう語尾がついている。実際に「私は~する」とか「彼女が~した」とかいう場合には原形というものは使われないので、原形はなんのためにあるのだろうと思うくらいだ。現に、ラテン語では動詞を辞書で引くときには、原形ではなく、一人称単数の形で引くことになっているらしい。それでも差し支えないのだろうが、原形が単独で出てくると「~すること」という意味として用いられている、ということのようだ。英語では動詞の原形についていた語尾は人間の尻尾のように退化してしまったようだ。come とか give のような動詞の-e が尻尾の痕跡らしいが、「~すること」というのには to不定詞などという、わざわざ動詞の原形にtoをくっつけたものを用いる必要がでてきたわけで、動詞の語尾というのが本当に不要なものなのか、あったほうがいいものなのかはよくわからない。少なくとも、フランス語やスペイン語がお猿の言語で英語が人間の言語、ということはないはずだ。仏語・西語がおたまじゃくしで英語が蛙、ということもない、と思う。英語の間違いドリルによると、to不定詞を文の主語として用いるのは古い用法で、今はあまり用いないらしいが、ネットの自動翻訳に「百聞は一見にしかず」と入力すると To see is to believe. と出力される。これは格言だから古い用法でいいのだろう。
英語のto不定詞というのは、不定詞に前置詞 to がついているのではなくて、to+動詞原形で「to不定詞」という一塊なんですかね。このtoというのは前置詞であると中学生のころから信じてきたが、どうもそうではないらしい。
by xabon | 2008-03-08 21:35 | スペイン語
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