人気ブログランキング | 話題のタグを見る

語学に関する素朴な疑問など
by xabon
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
全体
英語
フランス語
スペイン語
日本語
ドイツ語
韓国語
その他の国の言葉
綴り
発音
文法
その他
未分類
最新のトラックバック
以前の記事
2015年 05月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
メモ帳
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


名詞の性と冠詞の話

前期の「まいにちスペイン語」では、「スペイン語では、名詞の性別を間違えると、スペイン人に全然通じませんよ」というのをやたらと強調していたような気がする。「手」はスペイン語で mano で、これが大方の単語と違って o で終わる単語のくせに女性名詞なわけであるが、これを男性名詞と勘違いして el mano と言ってしまうと全然通じない、というような話であった。ちゃんと la mano といわないといかん、というわけである。

しかし、スペイン人にもおっちょこちょいがいて語末が o だから男性名詞だと思っていた、なんていう人はいないのか、とか、相手が日本人だったらもしかして性別を間違えて la mano のことを el mano といっているんじゃないかと好意的に考えてくれるスペイン人はいないのか、というようなことを考えてしまいますな。間違えないようにするためには最初から、la mano が「手」、という風に、冠詞もコミで覚えておくのがいいのだろう。

さて、その点はフランスのほうが大らかなようである。
フランス人には、名詞の性別を間違える人がときどきいる、という話であった。とくに、母音で始まる単語は間違えやすい、ということである。l'argent は男性名詞なのだな。フランス人でも女性名詞と間違える人もいるとかいう話だったようだ。でも、性別を間違えても全然通じないということはないから間違えることを恐れず喋ってみましょう、という結論であった。初学者としてはそういう言い方をしてもらったほうが気が楽である。フランス語はエリズィオンがあるので冠詞コミで覚えても母音始まりの名詞の性別を識別するのには役に立たないという特殊事情のせいかもしれない。
前期の講座だったか、性別を間違えるといけないと思って冠詞をつけない、というのは間違えるよりももっと悪い、といっていたような記憶がある。記憶違いかもしれないが。冠詞のある言語では冠詞のあるなしというのはとっても大事なのだろう。
英語の文法について書かれた本などみていると、 I ate chicken. を I ate a chicken. というのではとんでもなく違う意味になる、というようなことはよく書いてありますな。しかし、冠詞をつけないといけない名詞に対して、つけないで言ってしまった場合、フランス語などでは相手にどのような受け止められ方をするのか、私にはよくわからない。
by xabon | 2008-10-28 22:24 | 文法
<< 発音のお国柄 その他の語根170(7) >>