英語ではbe going to...で未来を表すことができるが、フランス語でも「行く」に相当する動詞のallerを使って未来を表すことができるそうである。Je vais aller en France. 「私はフランスに行くつもりだ」 この場合にはallerのあとには動詞の不定形がそのまま続く。スペイン語でもirを使った近接未来形があるようだが(ir a +動詞の不定形)になるらしい。この違いは何なのだろう? スペイン語はこの際は置いとくとして (aller +不定詞)で表される形には「...しに行く」という使われ方もあるそうだ。Je vais achèter du vin. これが「ワインを買うつもりだ」になるのか「ワインを買いに行く」になるのかは前後の文脈次第ということらしい。
英語ではgoの対義語のcomeには過去を表す用法はないようだがフランス語ではallerで未来を表せるならvenirは過去を表すのに使えるそうである。然るにvenirの場合にはvenir de +不定詞の形になるところがまた不思議である。Il vient de partir. 「かれは出かけたばっかりだ。」venir +不定詞だと「...しに来る」という意味になる。それならallerを使った近接未来形もaller à+不定詞とでもしておいてくれれば文脈に頼らず判別できるのに。
ところで、英語で「いま...し終えたばっかりだ」というのは、なんていうんだっけ?