遅ればせながら先週の復習である。
On dit que c'est le libre le plus interessant du monde.
「これは世界一面白い本だ」どんな本だろう。この on は、「一般的に人は」というような意味である。英語では They say (that) this is the most interesting book in the world. とtheyを使うのか、It is said that ...と、受身でいうのか、というところでしょうか。スペイン語だと主語は立てないで三人称複数形で表現するのかなと思うが、スペイン語で「これは世界一面白い本だ」と具体的にどういうのか西作文ができないので省略。
On y va?
これは、Let's go! とか Shall we go? とかいう感じでしょうか?
この on は、三人称単数の形を取っていながら、意味的には一人称複数であって、フランス語にはこういう on の使われ方がよくあるらしい。一人称複数形を使うと Allons-y! 「いきましょう」てな感じでしょうか。
フランス語の on に似た使われ方をするものにはドイツ語の man があるそうだが、ドイツ語の man は一人称複数の代わりに使われることはないんでしょうか。多分ないと思うんだが、ドイツ人はそういうところ、きっちりしてると思うんですよね、どう思います? Qu'est-ce que tu en penses? しかしフランス語というのは口を開けるのを省きたがる言葉ですな。Qu'est-ce que と長々と書いて「ケスク」ですからね。昔、伊奈かっぺいという人だったか、寒い地域の人はなるべく短い会話で済まそうとする、という話をしていたような気がするが、フランスも寒いんだろうか。