フランス語では「犬も歩けば棒に当たる」は、Qui reste à la maison ne rencontre jamais la fortune. 「家に引きこもっていると運を掴めないよ」ということらしい。さあ、コンピュータとばかり向き合っていないで外に出よう。
「夫婦喧嘩は犬も喰わない」は Il ne faut pas metre le doigt entre le trone et l'écorce. というらしい。これは意味がよくわからない。「木の幹と樹皮の間に指を入れてはいけない」 幹と樹皮が夫婦の例えかしらん? 夫婦の間のことには余計な口を挟むな、ということだろうか?
「命あっての物種」 これは日本語では犬は出てこないがフランス語では Le chien en vie vaut mieux que le lion mort. と、犬が出てくるらしい。「死んだライオンより生きている犬」。
スペイン語では犬は perro である。スペイン語でも「犬」にはあまり良くないイメージがあるようだ。 una vida perra 「惨めな生活」 morir como un perro 「のたれ死にする、犬死する」、de perros 「大変悪い」 などなど。 perro viajo 「年寄り犬」は、日本でいうところの「古狸」に当たるらしい。
そういえば、「水に落ちた犬を打て」とかいうのもあったような気がするが、あれはどこの諺だったかな?