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語学に関する素朴な疑問など
by xabon
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2007年 08月 19日 ( 1 )

英作文演習のさらに続き

日本語の「を」で導かれるものは英語では直接目的語に当たることが多く、「に」で導かれるものは間接目的語であることが多いが、「私は彼女に会った」というような場合、「に」で導かれるものが英語では直接目的語だったりすることもあるので気をつけないといかんわけである。
英語ではないが、「私は彼を手伝う」の「彼を」は、ドイツ語では間接目的格ともいえる3格である。

お手洗いをお借りできますか?

Can I use your bathroom?

英語と全然関係ないが、洋式のbathroomというのは、トイレと浴室が一緒になっていたりするわけである。誰かが浴室を使っているときにトイレを使用するのは、アメリカ人は気にしないという話であるがそうなんですか?
「借りる」を英訳すると borrow と訳されることが多いが、borrowは「借りてどっかに持っていく」というような場合の「借りる」だそうである。トイレなんぞは「借りて持っていく」というわけに行かないのでborrowは使わない、こういう場合には「...を使わせてもらっていいですか」ということで Can I use …? になるわけだ。電話は borrow でも use でもいいそうであるが、ケータイはともかく、固定電話は「借りて持っていく」わけにはいかんと思うがなあ? ケータイやらコードレスが普及して borrowでもいい、ということになったのかなあ?

夕べはいい夢を見た

I had a nice dream last night.

「夢をみる」は have a dream になっているが、dream a dream というのもあるようだ。しかし、後者はやや固い、文語的、あるいは形式的な表現でしょうか。手元の辞書には「詩や聖書には dream a dream の形もみられる」というような書き方になっている。少なくとも、see a dream とか watch a dream でないことには注意、ということだ。

我々は新しい計画について話し合った。

We discussed the new plan.

「計画について」と、日本語ではいうが、discuss about the plan といってしまってはいけないということである。
The princess married a prince who saved her. 「...と結婚した」の結婚相手に with を使ってもいけない。
You need to contact him. 「...に連絡をとる」も、to ...ではなく、...の部分は contactの直接目的語である。
同じ日本語を、英語では自動詞で表現したり他動詞で表現したりできる場合がある。ややこしいことだ。reach と arrive、前者は他動詞であるから、目的地に to など前置詞をつけてはいけなくて、後者は自動詞なのでatなどの前置詞が到着場所につかないといけない、ということである。I reached France yesterday. あるいは I arrived in France yesterday. などということになるわけであろう。

私は遅れたことを彼女に詫びた

I apologized to her for being late.
「遅れたことを」と「を」で導かれる事柄であるが、これは直接目的語にはならない、というか、英語では「詫びる」は自動詞で、それだけで完結する動詞なのであった。何について謝るのか、誰に誤るのか、というような情報は必須ではないわけだ。ある動詞が自動詞か他動詞か、ということはどこでどうやって決まるんですかね?
「彼女はたとえ自分が間違っていても、決して謝らなかった」 She never apologized even though she was wrong. こういう人とは付き合わないに越したことはない。

彼女はハワイで彼と結婚した。

She married him in Hawaii.

She get married to him in Hawaii.でもいいのかな。
She has been happily married to her husband for two years. 「彼女は2年間、彼との幸せな結婚生活を送っている」be marriedとか get married とかいう場合には、結婚相手は to 誰々となるらしい。今の世の中、結婚して2年くらいは幸せでも、その先はどうだか知れたものではない。
まあ、別居しようが離婚しようが、相手をバラバラにしたりしなければそれで良い、というところであるが、結婚式に呼んだ知人には、別れたら別れたことがわかるようにそれとなく知らせるべきではないか、というのが私の意見である。

我々の車は、その町に近づいた

Our car approached the town.

TVの取材班か何かが過激派が支配している町の取材にでもいったのかもしれん。つかまって人質にならないよう、十分注意したほうがよろしい。「君子危うきに近寄らず」というではないか。しかしまたいわく、「虎穴に入らずんば虎児を得ず」とも。A wise never courts danger.とか、Nothing venture, nothing win. とかいうのだな。court は「求愛する」の意味らしい。「賢人は危険に言い寄らない」ということか。approach は使わないらしい。後者は「冒険なくして勝利なし」ということである。
approachも、自動詞と間違われやすい動詞の一つ。日本語にしたときに「...に」となるのが間違いの元である。場所に近づくのみならず、My weight is approaching 70 kg. など、体重とか年齢とか、ある数値に近づく場合にも approach が使われるそうである。

黒板に円を描きなさい

Draw a circle on the blackboard.

日本語では字も図形も「かく」だが、漢字では書くと描く、英語では write と draw と区別される。英語では paint というのもありますな。こうしてみると大和言葉の基本語彙というのはあまり多くないようだが、日本語の日常的に使われる語彙というのは英語と比べても多いとかいう話である。いったい、どういう種類の単語が日本語の語彙数を増やしているんだろう? まあそれはいいとして、
He drew a cross on the door of the house. 千一夜物語にそんなシーンがあったような記憶があるが違ったかな。どういう話だったか、ぜんぜん覚えていない。記憶力も落ちてきたものだ。

傘を忘れた

I forget my umbrella.

「今日は雨が降るから、傘を持っていきなさい」とお母さんにいわれたのに、朝、家を出るときに雨が降っていないと傘を持っていくのを忘れちゃうんだよね、子供なんてそんなものではないですか? うちの子供だけですか? でもって、下校時間になって雨が降り出して、I forget my umbrella. びしょ濡れで帰ってきたりする。
逆に、登校時に雨が降っていて傘をさして出かけたのに、帰ってくるときに雨があがっていると、今度は学校に傘を忘れて帰ってくる。「傘はどうしたの?」「あ、学校に忘れた」 I have left it at school. どこかに置きっ放しにしてしまった場合には forgetじゃなくてleaveを用いるそうである。お気に入りの傘をどこかに忘れて帰ってきたときは、なんだか悲しい。
by xabon | 2007-08-19 08:06 | 英語