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語学に関する素朴な疑問など
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2008年 04月 16日 ( 1 )

L'étranger

フランスは結構大きな国だそうである。ヨーロッパで日本より大きな国というのはフランスとスペインとスウェーデンの3つだとかいう巷の評判である。Russiaが数に入っていないということは、Russiaはヨーロッパだとは認識されていないのであろう。面積は55万平方キロメートルくらいで、日本の1.5倍くらいの面積がある。人口は6600万人くらいで、日本の半分くらいだ。ヨーロッパ一の農業国だとかいう話である。食料自給率は当然100%を超えていたはずだが具体的な数値は思い出せない。

フランスは、アルプスの一部もかかっているのでその辺は山がちだし、その西側にも「中央高地」という地域があるようだが、それ以外は日本に較べたらはるかに平らな国である。広くて平らな国は農業をするのには得である。もちろん広くて平らでも、砂漠ではどうしようもないが。
それにしても、いくら山ばっかりで平地が少なくて効率よい農業がしにくいといっても、この国の食料自給率の低さは、これでいいのかしらん? バイオエタノールやらオーストラリアの旱魃やら中国の国内消費の増加やらで、外国から輸入品が入らなくなったらどうなるのだろう?

「ふらんす」という雑誌を昨年度1年間通して購読してみたが、今年度はどうしようかと思案中である。「まいにちイタリア語」のテキストも買うかどうか思案中なのだが、思案しているうちに5月号に入れ替わってしまうかもしれん。5月号から買うというのも半端な話だ。「ふらんす」は4月号は買ったのでまだ1ヶ月猶予期間があるが、中身をみると「対訳でよむ『余所者』」という連載が始まっている。「余所者」という話は、読書家でない身としては読んだ覚えがないのはもちろんだがタイトルを耳にしたこともないなあと思ってよく見ると、実はフランス文学のなかでは読んだことのある数少ない小説のひとつ「異邦人」ではないか。

「異邦人」のフランス語のタイトルは L'étranger というのだな。これを「異邦人」と訳すか「余所者」と訳すかの問題なわけである。Albert Camus の意図としてはそんな「異邦人」などと構えたタイトルをつけたつもりはなかっただろうからごく一般的な日本語訳の「余所者」というタイトルのほうがいいということだろうか。あるいは、「異邦人」というのは久保田早紀のために取っておいたほうがいいかもしれない、ということなのかもしれない。今の若いもんは久保田早紀といってもわからないだろうなあ。それはともかく、この小説の書き出しの日本語訳は「今朝ママンが死んだ」だとばかり思い込んでいたが「今日ママンが死んだ」だったのだな。もとのフランス語では Aujourd'hui, maman est morte. mourir は複合過去にするときの助動詞に être をとる自動詞の一つだった。maman は女性名詞なので mourir の過去分詞 mort は女性形の語尾-eがついて、Maman est morte. としないといけないわけだ。「異邦人」を読んで30年くらい経つが、30年してようやくわかることというのも多々ある。

L'étranger が「異邦人」でなくて「余所者」であるのなら、Le miserable は「ああ無情」でいいのか。30年近い過去のこと、Le miserableを「『ああ無情』じゃなく『ああみじめ』じゃないのか」などと馬鹿なことをいって喜んでいたことまで思い出してしまった。L'etrangerが「余所者」になっても、Le miserable は「ああみじめ」にはなりませんな、いくらなんでも。
by xabon | 2008-04-16 21:56 | その他