「たまねぎのスープを飲んだ」というのはこれでいいのかな? 「スープ」の綴りが英語と違う。たまねぎも違いますな。「たまねぎのスープ」の「の」は de ではなく à を使うのだな。café au lait もそうだが、フランス語ではこういうときの「の」は à なのですな。
日本語では「スープを飲む」というが、フランス語では液体であるにも関わらず、スープは食べるものだそうである。英語でもそうだったと思うが多分フランス語の影響であろう。
Mademoiselle Léna (と、きよおか先生がいっているのでそう書くが、Mademoiselle は姓のほうにつけるものであるようだ)のお話によれば、soupe は、もともと夜食のようなものに由来するということである。souper 「夜食を取る」「夜食」という単語があるが、これと関係するのだろう。フランス語では普通、「夕食をとる」は dîner であるが本来 dîner は「正餐をとる」ということらしい。昼ごはんがその日の一番のご馳走なら昼ごはんを食べるのが díner になるはずだ。少なくとも英語ではそうだという風に昔習った。つまり breakfast - lunch - dinner というのが「朝食-昼食-夕食」というように習うが、 昼食が一日の主たる食事であれば、breakfast - dinner - supper ということもありうる、ということだったはずだ。この supper は、フランス語の souper と同根なのだろう。
知り合いに、朝から焼肉を食べるという剛の者がいたが、朝が一番豪勢な食事で、昼、夕食は簡素なものである場合に、朝食を dinner というのかどうかは私にはわからない。